子供の頃、お母さんの膝枕で横になり耳かきをしてもらった方も多いと思います。
何とも心地よく癒されますよね。そんな癒しを体感出来るのが「耳かきリフレ」です。
耳かきリフレはキャバクラやセクキャバのような風俗店扱いではないのですが、お店側は自主的に18歳以上(高校生不可)の女の子を採用しています。
お店は深夜まで開店しているケースも多いので、18歳以下の女の子では労働基準法違反になってしまうのです。
耳かきリフレは文字通り耳かきをするお仕事なのですが、本格的に耳の奥まで掃除はしません。
実は耳の中というのは非常に繊細な構造になっているため、耳かきは素人がやると危険が伴う行為なんですね。
もし下手に奥までかいて鼓膜を傷つけたり耳垢を奥に押しやったりしてしまうと、耳鼻科に通わなければならない怪我になる事も考えられます。
そのため、リフレで掃除してくれるのはあくまでも耳の入り口だけです。
通常、耳かきのお店では耳かきだけでなく、耳つぼマッサージや肩や首揉み、アロマオイルで顔のマッサージなど癒しに重点が置かれています。
加えて、お客様のお目当ては癒しだけではなく「可愛い女の子」を見る事にもありますので、「浴衣姿やメイド服、チャイナドレス」などお店の雰囲気に合う様々なコスチュームで耳かきをしてくれる所が多い印象。
そのためガールズバーやキャバクラと同様、美形の女の子が採用されやすい傾向にあります。
皆さんご存知ないかもしれませんが、実は耳かきって今すごくブームになっているんですよ!
ここ数年の間に、東京や大阪などの都会にはいろんな耳かき専門店が開業して連日繁盛しています。
そして驚いたことに、実際にお店に行って耳かきをしてもらう以外にも、耳かきされる音声をイヤホンで聞いて楽しむ「耳かきボイス」なる商品のファンも多いんです。
耳かきボイスはダウンロード販売サイトで連日購入されていて、有名作品は60分1000円くらいの音声にもかかわらず、毎回2000ダウンロードを超える事も珍しくないとか。
最近では耳かきボイスも雑誌やメディアで紹介されてメジャーになりつつあるため、「姉や妹に耳かきしてもらう」「メイドさんに耳かきしてもらう」なんて男性が喜びそうなシチュエーションのものから、耳かきに加えて「爪を切ってもらう音を聞く」「髪を洗って乾かしてもらう音を聞く」なんてマニア向けのものまで様々な種類の作品が市場にあふれています。
それくらい、耳かきは世の男性達から熱狂的な支持を受けているんですね(笑)
さて、耳かきリフレに話を戻しましょう。
耳かきリフレは耳かきだけではなく、肩や頭、背中ほぐしやアロマオイルを使って足裏を揉みほぐすコース、眼精疲労解消のために目元のマッサージを行うコースなど様々。
耳かきだからと言ってただ耳かきサービスのみ提供するお店は少ないです。
美女が耳かきを中心にして全身マッサージをして癒しを提供してくれるお店、と考えた方が良さそう。
キャバクラはお酒を作ってお喋りをするのがメインのお仕事ですが、こちらはお客様とのお喋りだけではなく、マッサージが出来る事も大事になりますね。
キャバクラよりも本格的な施術(技術)が必要なので、マッサージが苦手な女の子は勤務しにくいかもしれません。
耳かきリフレで働く女の子の時給は約1,500~3,000円となっており、仕事内容から考えるとかなり時給は良いです。
キャバクラのようにドレスを着用する事もありませんし、コスプレが必要な場合はお店から衣装を貸し出してくれますので、女の子が自腹を切って購入する必要はありません。
経費も安くて済みそうなので、意外と良い稼ぎになりますね。
ただ仕事中は正座をしなければならないのが辛い点、またマッサージの技術を覚えるために一定期間研修が必要である事など高時給に見合った努力や苦労もあるようです。
またこれはキャバクラでも同じ事ですが、一部のお客様がストーカー化する可能性もあります。
実際に2009年、耳かきリフレの女性店員が顧客からストーキングされた挙句に殺害された事件もありました。
高い報酬がもらえる仕事ではあるのですが、業態が有名になってしまうと変なお客様が増えるのは仕方ない事かもしれません。
報酬が高い分だけ何らかのリスクがあると覚悟しておく方が良いです。
耳かきリフレはナイトワークに分類されるお店ではなく、リラクゼーションを提供するお店と考えた方が良さそうですね。
けれど耳かきをするのは浴衣やメイド服に身を包んだ女性。
綺麗な店員は特に注目されますので、ナイトワークのような人気稼業である面も否めません。
耳かきリフレは性的サービスやお触りなどは一切ないため健全なお店なのですが、やはりサービスを提供する側が女性であり色気や美しさを売りにしている以上、風俗的な要素を否定する事は出来ないようです。