ガールズバーとキャバクラの接客で一番大きな違いは「お客様との距離」です。
ガールズバーの場合はお客様とカウンター越しにやり取りし、キャバクラの場合はお客様の隣に座ってお酒を作ったり煙草に火を付けたりします。
キャバクラの方がお客様との距離が近いのです。
つまりキャバクラの方がセクハラされる可能性大。
同じソファーに座って接客していると、どうしても男性側としてはお尻や胸を触りたくなってしまうようなのです。もちろん紳士的な男性はそんな下品な事はしません。
でも酔ったお客様や最初からセクハラしようとお店にやって来る悪質なお客様は、コソコソと女の子の体を触ってきます。
でもガールズバーだとカウンター越しの接客なので、お尻や太ももを触るのはほぼ不可能。
せいぜい手や腕を触ったりする程度で、私自身、ガールズバーで腹の立つようなセクハラをされた記憶はありません。
テーブル席を方付けている時にお客様からお触りされる可能性はありますが、出来るだけセクハラ被害に遭いたくないならガールズバーが一番ですよ。
ガールズバーとキャバクラ、同じナイトワークの出来るお店ではあるのですが、それぞれのお店は厳密にいうと以下のような違いがあり営業時間にも差があります。
●ガールズバー…深夜酒類提供飲食店扱いなので朝まで営業可能
●キャバクラ…風俗店扱いで午前0時まで(例外的に午前1時まで)営業可能
私の勤務していたガールズバーは夜7時から開店し、翌朝5時まで営業していました。
お客様は真夜中過ぎから増える事も多かったですし、お店には大型のテレビが置いてありワールドカップの時は朝までどんちゃん騒ぎになりました。凄い盛り上がりでしたよ。
キャバクラは風俗店扱いなので風営法に明記されている通り、真夜中の0時までしか営業が出来ません。
一部例外として夜中の1時まで営業が認められたエリアもあります。
もしこの時間を超えて営業すると違法店となり、警察からの摘発を受けても文句は言えなくなります。
ガールズバーの方が営業時間が長いため、キャバクラよりも時給が多少低くても長時間勤務でお金が稼げるのです。
時給だけではなく勤務時間についてもチェックしてみてください。
キャバクラは服装の決まりがかなり厳しいです。ドレス着用と決まっているお店は必ずドレスでなければなりません。
ドレスの色が指定されているケースもありますよね。キャバクラは店内が割と暗いので、黒いドレスの女の子ばかりだとまるでお葬式に来たように感じられて好ましくくないのです。
そのため「今日は黒いドレスの女の子は2人まで」と規制される事もありますし、黒系ドレスは一切禁止のお店もあります。
ガールズバーの場合はそもそも私服OKのお店も多いです。私服で接客出来るとレンタルドレス代もカット出来るので、女の子としてはお得。
ガールズバーでもコスチュームを着用しないといけないお店もありますが、キャバクラよりも露出は低い傾向にあります。
お客様の前で露出度の高い衣装を着たくないなら、ガールズバーを選ぶ方が良いかもしれません。
キャバクラとガールズバーの大きな違いは、営業があるかどうか。
キャバクラの場合は、お客様に積極的に営業を仕掛けて固定客を掴み、お店に来てもらわなければなりません。お店に何人のお客様を呼べたかで営業成績も決まってきます。
ところがガールズバーには営業の概念がありません。お客様と連絡先を交換して電話やLINEで連絡を取り、営業活動をする事自体禁止されています。
その分気は楽なので、バイト感覚で仕事がしたいならガールズバーがおすすめ。
キャバクラの中にはノルマ未達で罰金を徴収するお店もあるので、いきなりキャバクラ店で働くとノルマの厳しさに嫌気がさしてしまう事もあります。